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脳神経外科

当クリニックの脳神経外科診療について

脳神経外科

脳神経外科(脳外科)で診療している疾患は頭部外傷、頭痛、めまい、しびれ、神経痛、複視、視力や視野の異常、嗅覚や聴力の異常、行動異常などいろいろあります。診察の結果、眼科や耳鼻科や神経内科や精神科などで診療すべきものは紹介状を付けてそれぞれの診療科に送ります。

頭部外傷では受傷直後のCT検査で頭蓋内出血がないことを確認した症例でも1-3か月後にゆっくり頭の中に血が溜まってくる「慢性硬膜下血腫」を発症することもありますので、必ず経過観察を行います。慢性硬膜下血腫は頭蓋内に血液を溜める特殊な袋ができて、徐々に血液が増えてきます。症状としては徐々に強まる頭痛、歩行障害、尿失禁、ボケ症状です。頭痛のない症例もあります。交通事故を起こして発見されることもあります。CTで診断がついたら直ちに手術のために入院の手配をします。手術は簡単で頭蓋骨に小さな孔を開け、血腫を洗い流します。術後1週間ぐらいで退院し、平常の生活に戻れます。慢性硬膜下血腫の患者さんは軽い頭部打撲でも発症しますので、頭を打ったことは覚えていない症例も多いのが現状です。

頭痛について

頭痛は脳外科の外来では一番多い疾患です。頭痛の病因もいろいろあるので、前述の慢性硬膜下血腫などを見落としてはいけないので必ずCTを初診時に撮ります。くも膜下出血は緊急手術が必要な重大な疾患で救急車を呼びます。その他、脳出血、脳梗塞、脳腫瘍用、脳膿瘍、髄膜炎などの入院を必要とする疾患でないことが証明されれば、後は投薬で治療できる頭痛となります。中でも一番多いのは前頭部、側頭部、眼球後部に痛みが起きる三叉神経痛、後頭部が痛む後頭神経痛、その両方が同時に起きる後頭三叉神経症候群です。障害のある神経は敏感で、天気が悪くなる時に痛みます。女性では生理の時に痛みます。ストレスや心配事などでも増悪します。痛みが強い時は嘔気や嘔吐を伴うこともあります。これらは一人ひとり、こまやかに薬の種類や量を調整して治すことが出来ます。側頭部に心臓の拍動と一致してドキンドキンと脈打つような痛みが来て嘔吐を伴うことのある血管性頭痛は片頭痛と呼ばれてきました。頭痛が起きる前に前兆として金色のギザギザした模様などが見えることがあります。これは眼科の用語で「閃輝暗点」といいます。大抵は20-30分で消失して、そのあとに頭痛がはじまります。閃輝暗点だけで頭痛を伴わない場合もあります。

血管性頭痛は血管が拡張しておきますので、血管を収縮させる薬が有効です。その他に、ストレスで頭の周りの筋肉が収縮して頭重を起こす「筋収縮性頭痛」などがあります。これにはストレスを抑える薬と筋肉を緩める薬を組み合わせて治療します。

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